1度は聞いたことのある四十肩・五十肩。痛みや辛さ、症状は発症した事がある方しか正直イメージしにくいと思います。今日はそれを一般の方でもわかりやすく説明していきます(^.^)
四十肩・五十肩のメカニズム
①肩の周辺組織が炎症をおこす
②炎症により腫れや痛みを生じて血液循環が悪化する
③肩の可動域が狭くなってしまい、こわばった感じがしたり肩に激痛が走るようになる
肩こりとは何が違う!?
肩こりとは悪い姿勢や緊張などによって肩や首の筋肉が疲労し、肩に痛みや張り、だるさが発生している状態です。肩こりよりも、肩の動かせる範囲が著しく狭くなるので一目瞭然です。
原因
加齢に伴う組織の変性
加齢とともに、肩の部分にある関節を覆う膜や骨同士を結びつける靭帯の柔軟性が低下することで起こると考えられています。また、上腕部の筋肉と骨をつなぐ腱板が加齢に伴い変性し、炎症を起こすことも原因となります。
症状
①突然激しい痛みが現れる急性期
ある日突然、腕を動かしたときに肩に鋭い痛みが発生するのが四十肩・五十肩の典型的な発症パターンです。ほとんどが片側の肩のみに症状が現れます。
その後、肩を動かすときに痛みが二の腕や手先に伝わるようになります。シビレを伴うこともあり、眠れないほどの痛みが生じることも少なくありません。
これは肩関節の炎症によるもので急激な痛みは数日間で治まります。
②肩を動かせる範囲が制限される慢性期
急性期の痛みが治まるとともに、鋭い痛みから鈍い痛みへと変化し、肩を動かせる範囲がだんだん狭くなっていくことがあります。とくに肩を上げたり、後ろに回す動きが困難になります。これを拘縮といいます。痛みのために肩を動かさないでいると、組織の癒着が起こりさらに動かなくなって治癒が長引きます。
日常生活でできる予防法
①丸めたバスタオルを背骨に沿わせる
②仰向けに寝転ぶ
③両腕を大きく後ろに回す
といった運動を朝、夜20回ずつ行なうようにしましょう。
対処法
四十肩・五十肩は放っておいても良くならず、関節が固まってしまうので早いうちに当院にご相談ください。