【良い姿勢】と言われて想像する姿勢は「気をつけ」の姿勢ではないでしょうか?
顎をひく・背中、背筋を伸ばす・骨盤を立てる・膝を伸ばす
これが一般的にいわれている【良い姿勢】です。
どんな人でも無理にこの【良い姿勢】をとると時間とともに身体のあちこちが悲鳴をあげ
肩、腰、足などに痛みやだるさなどの症状が出現し身体が壊れてくると思います。
骨盤の上に胸郭が、胸郭の上に頭が真っすぐしっかり乗っている姿勢が理想ですが、姿勢不良の人が無理やりこの姿勢をとると身体に負担がかかります。
骨盤の形は個人差がありますし、年齢、性別によっても変わってきます。背骨の大きさや形も個人差がありますし、筋肉の長さや筋量も人によってバラバラです。
理想的な姿勢を無理やりとるのではなく、筋肉やその他の組織の柔軟性を出し、使えていない筋肉をしっかりと使えるようにし、自然と理想の姿勢になることが重要です。
当院では【良い姿勢】とは『負担なく快適に身体を支えられる姿勢』が【良い姿勢】と考えております。
その日の過ごし方によって筋肉やその他組織の状態が違うため負担なく快適に身体を支えられる姿勢は朝と夜でも変わりますし昨日と今日でも変わります。
一般的に言われている【良い姿勢】は見た目が綺麗ですし、重力の影響を減らすことができると言われています。
しかしその姿勢を無理にとることで身体に違和感や不調が出れば、それは【良い姿勢】とは言わないのではないでしょうか?
そもそも姿勢が悪くなるのは何が原因か?ですが、もちろん個人差はありますが一つの原因として骨盤の不安定性があげられます。
骨盤が不安定になる原因は骨盤を支えている筋肉をしっかり使えていない事で機能低下が起こっていることです。
骨盤を安定させてくれる筋肉は腹横筋(とくに下腹)、お尻の筋肉である大殿筋、内ももにある内転筋、太ももの裏側にあるハムストリングス、背筋群などがあります。
これらの筋肉を上手に使えていないことで骨盤の安定感がなくなり、例えば骨盤が後傾するなどして猫背になるなど姿勢が崩れたり、肩の不調、腰痛、膝痛などの原因にもなります。
人によって生活習慣が違うため、どこが使えていてどこが使えていないかはバラバラです。
当院では患者様一人一人に合わせた施術とエクササイズでその人にとっての【良い姿勢】がとれるようにお手伝いをさせていただいております。
お身体の不調、姿勢でお悩みの方は一度ご相談ください。