呼吸は自律神経に影響する?
結論からお伝えすると、呼吸は自律神経に影響を与えます。
今回は自律神経と呼吸の関係性について解説していきます。
内臓は自分の意志では動けず自律神経の影響を受けて自動的に制御されています。
皆さんは胃酸を出そう、腸の蠕動運動をしようと意図的に行っている訳ではないと思います。
呼吸も自律神経の影響を受け制御されて、
たとえ寝ていて意識していない状態でも自動的に制御されて呼吸は続いています。
ちゃんとした呼吸が行われるためには、
胸郭が胸椎、肋骨、胸骨で構成されている関係上、
肋骨、胸骨、背骨の動きが健康的な状態に保たれている必要があります。
呼吸に関係する筋肉は様々ありますが、
横隔膜を動かしているのは横隔神経になります。
横隔神経は前斜角筋、胸鎖乳突筋の隙間を通って横隔膜へ到達します。
前斜角筋、胸鎖乳突筋の柔軟性の低下や緊張などで健康状態を保てていない場合は、
横隔神経の働きを阻害してしまします。
横隔神経の働きの低下は呼吸がちゃんと出来ていない状態を招きます。
ちゃんとした呼吸が行われるためには、
胸郭を構成している肋骨、胸骨、背骨の機能、前斜角筋、胸鎖乳突筋の機能が健康的に保たれている必要があります。
なので、身体の歪み、姿勢、バランスの崩れは呼吸の運動を阻害してしまいます。
根本的な問題の解決には整体で身体を整えたり、生活環境や生活瞬間の整理が必要にはなりますが、
今回は呼吸に大きく関わっている横隔膜を動かすワークを紹介させていただきます。
ご紹介するのは腹式呼吸法になりますが、
皆さん息を吐く時にお腹に力を入れていませんか?
横隔膜に力が入った時は肺に空気が入っていきます。
息を吐く時は出来るだけゆっくりと空気が肺から漏れ出す様に力を少しずつ抜いていく感覚で吐いて行きましょう。
そのまま息を吸いたくなるところまで吐いていきます。
吸いたくなったらお腹とお腹の後ろの腰のエリアまで空気が入って膨らむイメージで息を吸っていきます。
この繰り返しで呼吸を続けます。
やる事はシンプルですが再現するとなると難しいと思います。
コツは出来るだけゆっくりと息を吐くという事です。
皆さんチャレンジしてみてください。
身体の事でお悩みで根本的な解決がしたいと願っている方、当院まで気兼ねなくご相談ください。